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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルの教授のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

私がフィギュアスケートを見始めたのは2006年頃からで、トーニャ選手のことは全く知らずに映画を観た。非常に胸糞悪い話。もちろんトーニャの語る真実が事実とは限らないのだが。非常に政治的な理由で、家庭環境のせいで不当に得点を下げられていたのが事実ならひどい。「私は悪くない」のフレーズの多用は気になるところだが、実際彼女が悪いわけではない場面は劇中では非常に多い。にも関わらず生涯スケートを奪われ、貧困で教育も受けられていないために選択肢が限られていた彼女の道はあまりにも不憫に映った。かつて白いリンクでトリプルアクセルを決めた彼女と、白いリングでパンチを食らいダウンしていく彼女の対比。すべてを煙に巻いてくれるようなマーゴットロビーの笑顔が救い。リングに血を吐き立ち上がり、戦う彼女の強さ。
元コーチとのウソみたいな特訓シーンが一番笑った。
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