シュバルス

ボーはおそれているのシュバルスのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.6
だいぶ鑑賞してから期間空いてしまった

その間いろんなレビューや解説観たから純粋な映画レビューとは言えない

たしか観た直後の率直な感想は、なんこれ…だった
つかねー前知識前提の映画作らんでほしいわー
映画に隠された要素、それは全て隠されているという前提の情報で成り立っている。
ドラえもん見る前にのび太がどこの人種で宗教で国はどこでとか気にしないよな?
そういうことだ。
まぁこれはドラえもんじゃないが、あまりに日本の一般人が知りようもない前情報を前提にされるときつい。

例えばこの映画のポスターの背景の色が青とオレンジだけどこれにはユダヤではタブーとされている色の組み合わせなんですよ!とか言われても知らねーよ馬鹿って話

結論として悪い映画じゃなく、むしろ佳作なんだけどちょっとずるいよな。
分かりずらいけどこんなバックボーンがこの映画にはあるぜ!だからそれも評価しろやってのはなんか納得行かない。
見た後気持ちよくなかったのは確か。

とまぁ前提はこれくらいにして、
この映画の理解には三段階ある。

一段階目は素で鑑賞してわけが分からんけど全体的な不穏な雰囲気やカオスな状況、要はボーのてんてこ舞いな様子を見て楽しむターン。

二段階目は映画の隠された要素を解き明かした状況。
ボーの人種宗教、家族観、登場人物の宗教、母親の仕掛けたことなどがわかって事象が明るみになりそのロジックを楽しむターン。

三段階目は映画の根幹、これは結局何だったのか。
一体何を伝えたかった映画なのか、
なんのメタファーをストーリーに落とし込んでいるのか。
この映画で伝えたかったことはなんなのかを理解するターン
要はここまで理解したきゃ町山なんとかの解説聞くしかない。

はっきり言ってややこしい
アリアスターだから許すけど普通そんなに掘り下げない
せめてもっとホラー色強くして愛される映画にして欲しい。
ドジなおっさん見てて何がおもろいねんで普通止まるぞ
実際映画も面白くないし
シュバルス

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