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ボーはおそれているのよもぎのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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【ママ、きがへんになりそうです】←神コピーかよ。ボーの気持ちめっっっちゃわかる。それな。禿同。

ホアキン・フェニックス主演、怪死した母親に会いに帰省する息子の(アリアスター監督の中では)コメディな監督最新作。コメディ???(白目+口から泡)改め高熱を出した時に見る悪夢が延々続き「もう止めて下さいお母さん」「許してママ」「もう何度も何度もやめろって言ったろババア!!」「助けてママごめんなさい何もかも」って泣きが入り土下座で許しを乞う段階で家族という名の地獄に至る、そんな視覚から入り込み精神にクソ重い負荷を与える頼むから夢であってくれと願わずにいられないタイプの悪夢(三時間)。

アリ・アスターまじで地獄並に『家族』というものを嫌悪してるんだなって思うし、男と女は1ミリも理解し合えない生物であり中でも母親と息子というのはその最たるものであり究極かつ絶望的絶対的に相互不理解の存在だと思ってるんだな、っていうのがよく分かるし、本当気軽にアリ監督の新作だ!やったー!って映画館にやって来た事を後悔するレベルのアレでした。
何か本当すんませんッシた舐めてましたもう勘弁して下さいってなる。でもやめられないとまらない(次回作も絶対観るし絶対後悔するでも(以下略))。

監督におかれましては今回も極上の悪夢をこれでもかと顔面に叩き付けられましたご馳走様でした。吐きそう。大好き愛してる。

コメディ(監督自称)である今作で唯一笑えたの親父の姿だったんですけど、親父…アダムだったんか…?(チン〇マスター的な意味で)(『ハズビンホテルへようこそ!』めっちゃ面白いアニメなので皆観てね!!!)
後、地味にずっと追ってた海外ドラマSUPERNATURALの死の騎士、デス様がいらっしゃって思わぬ再会に感動しました(しかし短命)
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