KAIRI

ボーはおそれているのKAIRIのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.5
まさに悪夢、時々共感

ボウという不安障害を抱える男(タイトルはボーなのに字幕ボウなのなんで?)の支離滅裂系ロードムービー

3時間、奇妙奇天烈な映像を見せられる
それは「不安障害」という精神状態。だからボウはずっとおそれている。意味不明だけど展開とか流れはあるのでそこまで難解ってわけでもなく、でも最後まで見てもわからない事が多い

時々とんがり過ぎな表現が出てきて、笑えるような哀しいような恐いような変な気持ちにさせられる

実家への足取りがとんでもなく重たくなったり、自分が世の中に裁かれる、過去の強烈なイメージとともに植え付けられた記憶が洪水のように襲ってくるみたいな人によっては強い共感をもって対峙するような表現もあったり

あとこのタイプの映画をお金かけて作ることが出来るんだってこと自体がひとつの驚き

気になってるひとは映画館で見たほうがいい...のかな。たぶんこれ配信で観ると途中で絶対映像止めちゃう気がするから。お金払って映画館行って強制的に3時間の悪夢に浸かるほうが良い気がする

元気なときにね
KAIRI

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