このレビューはネタバレを含みます
長かったな。右肩下がりに退屈になっていったから、余計に疲れた感じはある。しかもそれで結末がアレってなあ...。寓話あるいはボーの妄想としてこの物語を捉えているので、『トゥルーマン・ショー』みたいな話とは思ってないけど、だとしてもボーがああして審判を下されるのはつらい。
前半は確かに面白い。イカれた隣人に睡眠を妨害され、水道が止まり、水を買いに行った先でクレカが止まっていて、その間に家を乗っ取られる、、、という理不尽展開がヨダレもの。
介抱してくれた金持ちの家の不穏な感じもそれなりに楽しめたけど、森に逃げ込んだ辺りから意識が遠くなったかな。非現実感が強くなるほど興味が薄れた気がする。
当然色んな読み解きが、それも3時間分あるので考察動画とか楽しみやなあ。人任せですまん。
そして、そんなに面白くはなかったけど、この意地悪な話をニタニタしながら作ってそうなアリ・アスターのことは好きやなあと思った。
