このレビューはネタバレを含みます
自分の認識と他人の認識が違う人の話なのだろうかと思いながら見た。「こちらあみ子」みたいな。障害を持った子供と親の話。
だとするとなにか客観的な映像がありそうなもので、スマホやテレビ画面を通して見るものがそうだろうかと仮説を立てたけれど違ったみたいだ。
ホアキン・フェニックスと仕事すると、どの監督もホアキンの表情を好きになりすぎてアップを長々使うようになってる気がする。でも気持ちはわかる。ずっと見てたくなる。
初めてのセックスと射精に感動するホアキンの演技は本当に素晴らしい。
木が回転して季節を変化させる舞台装置に感心した。実際にあるものなのだろうか。冴えたアイデアだ。
最後の裁判の場面は、映画全体を通して描いてきたことを言葉で言っているだけなので蛇足に思えた。