ハヤメソソ

ボーはおそれているのハヤメソソのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.0
近年観た中で、ぶっ飛び感が半端ない作品でした。
いや~、本当にヘンテコな映画。
いろんな映画の多彩なジャンルがごちゃ混ぜにミックスされた印象。
正直、ホアキンの間違った使い方しているような…。でもホアキンだったから観ていられたとも言え。
だいぶベテランの域に入っても、チャレンジングな役に挑戦する姿勢は、俳優として素晴らしいかと。最近エッと思う配役の時、その役者がプロデュースに関わってたりするパターンが多いので、そうなのかと思ったら違うのか、ホアキン…。
アリ・アスター監督、かの有名なカルト映画「ミッドサマー」はいまだ未見で作風も知りません。約3時間近く、壮大な悪夢を見せ続けられ、一体どんな着地点かと楽しみにしていたら、悪夢のまま幕を閉じました(笑)。
ホラーというには怖くなく、私のような苦手層にも敷居か低いうえ、もはやB級映画的造作物(キラーコンドーム辺りの…)のシーンもあれば、中盤までは設定や登場人物が謎めいていて、デヴィッド・リンチっぽい雰囲気もあったりして。途中のアニメーションシーンは好き。

もういろんなジャンルの幕の内弁当的な。さすがは奇をてらうプロ集団A24作品。
ストーリーについては触れません。
気になる人は観てみてねとしか言いようがない作品です!

しかし、ホアキンの役柄振り幅すごっ。
久々に二の線のホアキンを拝みたくなったので、「ウォーク・ザ・ライン」でも観よっと思いました。