YukariYamada

ボーはおそれているのYukariYamadaのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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『青野くんに触りたいから死にたい』をコメディと言わしめた「マンガのラジオ」を聞いて以来、恐怖と可笑しさの感情は一続きにあるんだと妙に納得している。人はどうしようもないときおもしろくもないのに “笑うしかない” という感情を割と頻発させる気がするが、ボーはそうならない。ずっと目の前のこと(見えていること)以外に気持ちが向いている。

ユダヤ版「君たちはどう生きるか」のようにも思えてきて、主人公もう歳も歳なので「どう生きてきたか」なんだけれども、こんなに明るくない冒険譚を楽しめる時代は成熟してると言えるのかもしれない。良い時代、良い人生ってなんだろうな。

にしてもホアキン氏忙しすぎだし振り幅ありすぎ!