ぽっぽや

ボーはおそれているのぽっぽやのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

友人に連れられて視聴
まず初めに映画が描きたい趣旨はなんとなく理解できる。親子のディスコミュニケーション、同じ事象でも視点が違えば捉え方は違うし、どうしても自分の都合が良い様に捉えてしまう。映像は主にボウの目線で描かれている為、ある程度ボウに都合が良い様に捉えられているし、それが母親目線だと理解できず、都合の悪い事に言い訳をする息子に見えてしまうのだと思う。ここまでは共感もできる。しかし、その趣旨に関係の無い雑な情報が多すぎる上に人を不快にさせることが「趣旨を伝えるために必要な手段」ではなく単に不快にさせることを目的としている様に感じ、かなり不快だった。
特に外科医の娘の描写が全体的に不快だった。森の演劇のシーンも映像表現はすごかったが、物語の進行上では殆ど無駄なシーンに感じた。
また、ラストシーンの描写は「力を持った母親が金の力で都合が良い様に都合の悪い息子を始末した」という様に感じ、結局金で全てをなんとかするという雰囲気を感じたのも気に入らなかった。
それがこの監督の作風だからみたいな意見もある様だが、個人的には合わなかったし、人を不快にさせることを目的とした作品は商業映画にすべきではない気もする。
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