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ボーはおそれているのAKIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

パラノイアの投影先・象徴的存在が親あるいは性行為ということか?
白昼夢?悪夢?を見続けているような作品だ。
というより、主人公の精神/思考をそのまんま物理的な人物/事件などに落とし込み表現している作品ともいえるかもしれない。
なによりラストからは全人生(あるいは臨終)という視点からいえば、そういったストレスから生じるパラノイア/コンプレックスみたいなものから解放されるべきという内容として爆発を起こしたのかもと思った。というのも、爆発後に産声が上がるのだから。人生はじめからやり直しだ。

それにしてもホアキンフェニックスは名優だ。「ジョーカー」のような精神病やルサンチマン、「カモンカモン」のようなヒューマン系、「ナポレオン」のような伝記モノ、そして本作のようなパラノイアに陥ってるような主人公。そのどれも演技が素晴らしい。
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