ホラーは豊かで奥深いと思った!!
幸せと不幸、快と不快を比べたら幸せや快の方がレパートリーとして少ないなあと思ってたんだけど、それは共通認識できる幸せが少なく、不幸はほぼ共通認識できるからだなと思った。
例えば結婚や子を成すことに幸せを感じることは万人の共通ではないけど、暴力・暴言や生活に制限を強いられることに不幸を感じることは前者より圧倒的に共通の認識として受け入れられると思う。
まあ万人の幸せではない、つまり不幸にもなり得る結婚や子どももパートナーの不貞や暴力、金銭的余裕のなさとか〝結婚〟〝子ども〟そのものよりも付随する要素に不幸を見出すんだろうけど、その要素も先述した不幸に内包されるもので、それだけ幸せは不確かで不幸は確かなものだと感じる。
あとは個々人によって幸せの閾値や方向性が違いすぎて、結局見えてる世界や認知の解釈次第だよなと思う。
例えば私にとっての幸せである小説や活字を読むことを苦痛に感じる人の気持ちは理解できるけど全く共感はできないし、逆もまた然り。
だからこそ共通認識できて確かな不幸、今作のようなホラーというジャンルは共感しやすいしバリエーションも豊かで面白い!!
人間の怖さ、実体・正体不明の怖さ、社会の怖さ、動物の怖さ、自然の怖さ、病気の怖さ、厭さ、色んな「怖い」があるのは本当に面白い👏🏻
そんでようやく本編の話するけど、アリ・アスター監督は実に異質な人間や空間、グラグラ安定しない足元や不安感を描くのが上手いなあと思った🎬
他の監督作品含め示唆的で自分じゃ拾えないメッセージも多くて、基本何を観たんだ…?ってなるんだけど解説とか読むの楽しいからハッピー✌🏻
にしても3時間あるの衝撃すぎてインド映画かと思った😂😂
ホラー映画の相場は90分という世界で生きてきた私にとってはなんだと…!?ってなったけど目が離せなくて一気に観た👀