拒食症の話かと思ったら写真家の話だった
写真がよかった

手に負えない人生を、どれだけ自分のものにして、終えられるのか。

彼女はどれだけ、人生を自分のものにして、終えていったんだろう。ずっと、自分の意思で何も決められないと言いながら、自分の写真を取り続けた彼女は、人生をどれだけ自分のものにしていたんだろう。

生きることの不確かさ。残すことの確かさ。

命とは　そこに在るがゆえに愛されるべきもの
難しきは　命が望むまま自由に生きること

いい言葉だなとおもって調べたところ、どうもHans Olav MørkとTore W. Aasによって書かれた「Mariavise」というゴスペルソングの一節らしい。なんのPDFかはわからんがこちらのPDF (https://vestnes.kyrkja.no/Portals/0/C_Filer/Kyrkjebladet/201603.pdf) によれば、「Mariaviseは伝統的なクリスマスソングではありませんが、オスロ・ゴスペル・クワイアはここ数年、これをクリスマスのレパートリーとしています。（DeepL翻訳）」とのこと。

トレイラー (https://www.youtube.com/watch?v=8YAV5PTtubU) の字幕では

Livet er egentlig en vidunderlig, gåtefull og fin gave vi far. Men det er sa vanskelig å gi livet rom til a bli hva det vil.

となっておりだいぶ違うようだけど、監督のひとりMargreth Olinはインタビュー (https://nattogdag.no/2021/02/arets-beste-film-vinner/) で

Når livet blir til må det elskes, og elskes fordi det er til, men det er så vanskelig å gi livet rom, rom til å bli hva det vil.

と言っているし、スタヴァンゲル大学のなんらかの論文 (https://uis.brage.unit.no/uis-xmlui/bitstream/handle/11250/2773463/no.uis:inspera:80215832:35016598.pdf?sequence=1) でも同曲が取り上げられているのでたぶんこの曲なんだろう。実際の歌詞は以下の通り。歌詞の内容については現地の言葉に詳しい方の登場を待ってます。

Når livet blir til, må det elskes, og elskes fordi det er til.
Så vanskelig er det å la det få rom, få rom til å bli hva det vil.
https://www.youtube.com/watch?v=fAvEJO3NjXo

詩の優しさに負けず劣らず楽曲もとても穏やかで優しい。お気に入りの音楽がひとつ増えました。