このレビューはネタバレを含みます
現実と虚構が混在する感覚がクリストファー=ノーランの作品と似ている気もする。
おそらく本当の結末の解釈は聴衆に委ねている。こういう解釈する権利を与えてくれる映画は好き。
ここからはただの私の考察だが、ダムで見つかった男女の遺体は秀吉の妻とその不倫相手なのだろう。津田はせめてもの救いとしてフィクションの中ではハッピーエンドで終わらせている。まぁ結局当事者しか何があったのかはわからないし、これは現実の事件でも当てはまることで、部外者の我々には知らないことで溢れているのだろう。そういうメッセージ性もあるかなと深読みする。