ゆずきよ

鳩の撃退法のゆずきよのレビュー・感想・評価

鳩の撃退法(2021年製作の映画)
2.9
天才作家が仕掛ける謎解きエンター転メントという壮大な煽り文句。
転がるの?
原作未読。
なんだかんだ藤原竜也の主演映画って観ちゃうよね。

物語は、問題を起こした小説家が偶然とある事件に関わり、それらを元にした小説を書くという内容。
オシャレな始まり方してる。
やっぱり藤原竜也はちょっとクズでやられっぷりの良い役が似合うね。
小説なのか現実なのかがわからなくなる構図をとっている。
巻き起こる事件も良くわからないし、登場人物が割とクズ多め。
サクサク物事が進んでいき、後半は前半の仕掛けを回収していくので、そことそこが繋がるのかという驚きはありました。
ただ登場人物の掘り下げというか、バックボーンとか最終的な結末がわかりにくくて、どうしてそうなったのか、そしてどうなるのかという一番肝心な所が弱い。
私はそこを重視してしまうので、それは素直に残念。
結局、鳩ってなんだったんだろ?

個人的には原作を読んでいないので、少し薄味かなぁという印象。
嫌いじゃ無いし、面白いんだけどね。
サワークリームオニオンの気分で買い物行ったら置いてなくて、まぁうすしおでも良いかみたいな感じです。
随所に出てくる印象的な台詞や伏線回収は好きでした。
面白そうだなぁって入りじゃ無かったらもっと違った感想だったかも。
他の作品と比べても今作の藤原竜也はそんなに天才感無いからかな?
原作を読んで見ると印象変わるかも知れないので、今度読んでみます。
ゆずきよ

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