1話目『トモダチ』
久々に会った友人がバイト先にやってきたからサボって雑談する話。「〇〇の、〇〇の…」なダブル修飾を口語でやっちゃうのも方言？オチが後ろ姿あたりからわかっちゃう。
2話目『運転代行』
運転代行で乗った車の持ち主がヤベェ奴だった系。車内での異界化、道路での異界化は面白かった。この辺りで「代わる」というのが通しのテーマかと思ったけれど、そんなことはなかった。
3話目『ピアス』
買ったピアスがキモいから返品に行ったら「そんなん売ってねーよ」と突き返される話。
4話目『波間の女』
デマ。
5話目『旧盆帰り』
近道に入った森の中から帰れなくなる話。これだけクオリティが段違い。夏の補習終わり、蝉の鳴き声というノスタルジーなムード作りが好きだし、住宅地に当たり前のように存在する森へと通ずる闇という隣り合わせな感じ、神が日常に溶け込んでる発想が沖縄感出てる。あの世とこの世入り混じった不思議な空気感。何度も曲がり角を印象的に用い、背後にボヤけて「何か」を捉えるカメラも手堅い。
