m

彼女が好きなものはのmのネタバレレビュー・内容・結末

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

LGBTQについての映画。
実際に自分の身の回りにいる同性愛者は、ある程度年齢を重ねててオープンな人ばかりだったから、思春期で同性愛者であることを隠している人達のストーリーは、隠している故の苦悩が沢山あって辛かった。

観る前は、ここまで重い内容になると思っていなかったから、つまり自分も同性愛者の人が世の中を生きることにおいてどれだけ悩んでいるのかに気づけていなかったな、と感じさせられた。

「理解はしてるつもりでも他人事」がまさにそれだった。特に思春期なんて、同性愛者について理解がないわけではなくても、大人数が集まったら特に意味もなく場の雰囲気に合わせるために馬鹿にしてしまったりするから、マイノリティには死にたくなってしまうくらい辛い空間になってしまうんだと感じた。学校特有のそういう空気感(すぐからかったり、噂話されたり)がリアルだった。同性愛について理解がある方だと自負していた三浦さんも実際に純が同性愛者と知った時混乱していた(交際相手だったからっていうのもあるかもしれないけど)から、実際に目の当たりにしてもしっかり受け止め、受け入れられるかが本当に必要なものなんだなと。


磯村勇斗の贅沢すぎる使い方
m

m