現役世代のひとりとして観させて頂きました。現代社会は、急速に動きつつあります。2021年の作品にしては、作風がだいぶ古く、お涙頂戴感が気になりました。
特筆すべき違和感が2点あります。
①高校生に手を出す妻子持ち。かわいそうなゲイなら不倫も許されるのか。
②全校集会で大演説をかますシーン。結局マイノリティは、声を上げて周囲に理解されなければならないのか。
御託を並べましたが、今作の魅力はヒロインの三浦ちゃんです。純をひとりの人間として大切にできる優しい女性でした。
『彼女が好きなものは』というタイトルが秀逸で、エンドロールの後も素晴らしかったです。
