このレビューはネタバレを含みます
戦後を舞台に、閉鎖的な村の因習と妖怪との関係を描くホラーミステリー。
反戦映画やバディものアクション、権力者への風刺も取り入れつつ手堅くまとまっている。
序盤の村をロングショットと緻密な美術で描くシーンのじっとりとした空気感が印象に残っている。
予告を観た際の想像以上のグロ・暗い描写で驚いた。
人間の暗い部分を描く作品だけれど、過度な露悪に陥らないバランスが良かった。(ただ、ラスボスの言動はちょっときつい)
太田晃博さんのアクションパートが数分くらいあって凄かった。