アニメーション作品では史上初めてとなるギャラクシー賞 テレビ部門特別賞を受賞した『ゲゲゲの鬼太郎 第6期シリーズ』。その脚本家が脚本を担当しただけあって、作り込まれたストーリーが秀逸でした。社会風刺も混ざりつつ、喜怒哀楽にバランスよく訴えかけてくる展開。
水木しげるさんが築いてきた設定を大切にしつつ、でも大切にし過ぎず、絶妙な創作料理感。最終的には従来の ”鬼太郎誕生”である『墓場鬼太郎』につながります。妖怪オタクとしてはさりげなく登場した20～30体の妖怪たち、その細かい描写に心揺さぶられた眼福の時間でもありました。
人間の愚かさ、人間の強さ、生きるって何だろう。ゲゲゲの鬼太郎を知らない人でも楽しめる作品だと思います。オススメです。
ストーリー4
監督点5
役者点3
映像音楽点4
印象点5
エモーショナル点4
追加点0.1
総合点4.3
