このレビューはネタバレを含みます
キャラがいい
ゲゲ郎と水木のキャラの立ち方が大変癖を感じて良いと思った。ビジュアルから設定から立ち回りから、こういうの好きだろ〜と言うのがモリモリ伝わってくる。好きです。
序盤から中盤にかけての昭和の雰囲気と閉鎖的な村の不穏な空気感というものも良かった。
ストーリー的には少し雑多な印象がした。原作ありの超巨大シリーズものだから設定を合わせるのが大変そうだなぁと言う感じ。鬼太郎を知らない人間にも分かるように、かつ世界観を崩さないように、原作の物語と破綻がないように…と色々な要素が盛り込まれすぎて伝えたい事がよく分からない。
村(人間の欲深さ・愚かさ)を活かすなら対立した妖怪(幽霊族)の気高さや美しさをもっと描写するべきだったと思うし、欲深人間水木の葛藤・変化ももうちょっと説得力のあるものになったと思う。
中盤のゲゲ郎と村の陰陽師(？)達との戦いは格好良かったが、終盤の髑髏との対決はあまり…結局ご都合主義で解決してしまったのが残念。最後の封印を解くシーンもなぜ解いたのかよく分からず。(あの穴の封印みたいのはなに？結局は妖怪の力で人間の愚かさのせいでは無かったのか？)
最初と最後の鬼太郎のシーンカットしてその分↑のとこ補強して欲しかった〜！っという感じだったけど、やはりキャラものとしては鬼太郎出さないわけにはいかなかったんだろうな……
でも総合的には主役二人の格好良さでゴリ押せるくらいキャラが強かったのでOKです☺️
