このレビューはネタバレを含みます
ある村を訪れた水木は鬼太郎の父と隠された謎に迫っていく…2018年『ゲゲゲの鬼太郎』前日譚。
子供向け映画かと思ったら設定も映像もかなりグロテスク…かなりショックでした。下調べ不足…。
法の通じない社会的な不公正に対する抵抗がテーマにあるように思うけど、そこに対するこの映画のアンサーがよくわからなかった。この映画の伝えたい事が少し見えにくい…。さよちゃんの救われなさを見て子供たちはどう思うんだろうか。彼女の死が本当の敵に届かないところに現実の虚しさを描きたかったのだとしても、彼女に対する救いが何も描かれないのが…。現実の子供たちに希望を与えられているように感じられない。
多分前半部の現実的で社会的な問題提起と、後半部の妖怪退治的なアンサーの出し方が噛み合っていない。
主観カットを多用し薄気味悪さを演出。
佐田啓二に時代を感じるw
妙に映画コメンテーターやYouTuberが評価している…。