これまで軟派な路線から、徐々に硬派なキャラクターになってきた鬼太郎。
その中でも2024年現在で最も先鋭化され、頑固というか人間嫌いの仙人のようになっている第6シーズン鬼太郎のエピソード0、というか目玉親父の話。
これまで、シリーズやメディアミックスが展開されるたび、都度鬼太郎と目玉親父の出自や関係は刷新され今に至るが、本作は意外となかった目玉親父にフォーカスされた映画。
これまでの鬼太郎の出自ついでに語られた目玉親父のストーリーは、なぜ目玉親父が目玉だけなのか？という点をフィーチャーしてきたが、なんと驚くことに今回はなぜ目玉だけなのか？という点は全力スルー。
本当に目玉親父が人型の肉体を持っていた頃にのみ焦点があっている。
一番気になっていた、第6鬼太郎がなぜここまで厭世的なニヒリストなのか？という点も特に語られることはなく全力スルー。
そこ教えてよ！！！
もう少し言えば、鬼太郎の父は暫定的にゲゲ郎という名をつけられるが、これがゲゲゲになったのかどうかという関係性もスルーである。
