⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のLillyのネタバレレビュー・内容・結末

こんなにダレない映画は久しぶりだった。全然我に返る間がなかった。
木内さんの水木が渋くて、自然な演技で、
アニメでお見かけするのが私は久しぶりでしたし改めて惚れてしまいました。
クライマックスで敵に放った言葉がかっこ良すぎた。死線を潜り抜けて時代の変化に馴染めないどころか貪欲にサラリーマンしてて、でも生きるに何が大事か分かってる。滅茶苦茶かっこいい男じゃないか。
ゲゲ郎と酒を酌み交わすシーンでゲゲ郎が憎いはずの人間である水木に対して心を開いて愛を語った所凄く印象的で、ゲゲ郎が人のようだった。(人間のように演じてというディレクションがあったようですね)
後あの灯の子可愛いんだか。欲しい。タバコに火つけるために上から降りてきてくれるの可愛かった（笑）

人間で酷いし本当に信じたくない展開なんだけれども、何度も立ち向かう彼らが愛おしい。しんどくて後味が悪い映画もごまんとありますが、この作品も辛いけれど何だか彼らが誇らしく、何ならもう一回見ようかなと思える作品でした。

背景や映像も良い、川井憲次さんも良い、勿論声も良い。(安心して没入できる味のあるベテランの方が多くて素晴らしい)

ラスト、エンドロールの文字小せえなとか思ってちゃだめです、パンフレットか公式で見てください、画面左側を見てください。

いやー面白かった。