ナズナ

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のナズナのネタバレレビュー・内容・結末

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

アマプラで視聴。舞台は昭和三十一年、めちゃくちゃ因習村が舞台。前半は死人が出つつも、主人公の水木とゲゲ郎(鬼太郎の父)や、子供たちとの平和な交流だったので意外にハートフル?と思いきや後半がドロッドロでなるほどこれは…となった。長女も酷かったけどとにかく当主が諸悪の根源過ぎて…沙代ちゃんも時弥くんも可哀想すぎる。そして自分は犯人に全く気づいてなかったのでびっくりした。死人が皆左目刺されているのは何の意味があるんだろう?ゲゲ郎の奥さんはショートカットの溌剌とした美人だったのに、長年血桜に血を吸われ続けたせいで原作通りの姿になってしまって惨い。
鬼太郎はいつ産まれるんだ?という疑問のままスタッフロールに入り、墓場鬼太郎の話を映画の絵柄で描いたイラストが流れてなるほどこう繋がるんだなと納得。水木は村での記憶が無くなってるっぽくて、ゲゲ郎の事もわからなくなってしまったんだな…。ていうかゲゲ郎があれだけの怨念を浴びて姿は失ったけど生き残れたの凄い。悲しいけど原作に合わせる為の策ではある。ちゃんちゃんこは御先祖達の髪の毛で出来てるって初めて知った。
最後1番可哀想だった時弥と沙代に救いがあって本当によかった!当主が今頃ワシの代わりに地獄で~とかほざいてたけど、狂骨化して現世にまだ留まっていられたんだね。願わくばその後の子育てパートも見たかった。水木がまじでかっこいいので、いつか幸せになってほしい。
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