このレビューはネタバレを含みます
水木大先生フリークの彼女が公開中に「見たい!評判いいらしい!」って言ってたのだけれど、都合が合わずに行けなかった。
一緒に境港にも行ったし、大山寺 塔頭 圓流院でも「あまりに熱心に写真を取ってるから」っていう理由で住職さんが未公開の絵も見せてくれたり、いろいろ良い思い出もあって、自分も水木さん好きに(笑)
いやぁ、凄く良かった、面白かったよ♫
水木大先生のファンではない人、「ゲゲゲ」しか知らない人にはそれほど刺さらないとは思うけどね。子供たちに見せても面白くないだろう。逆に教育のきっかけにはなるかも?
水木大先生が作った原作が存在するわけでは無いんだけど(たぶんw)、「墓場鬼太郎」に繋がるように上手く作ったと思う。
「墓場鬼太郎」の冒頭では、全身包帯だらけの男(鬼太郎の父親/ゲゲ郎/後の目玉親父)と、衰弱しきってやせ衰えた女(鬼太郎の母親)が出てくるわけだけど、「ほほぉぉぉぉ、なるほど、あの姿や状況はそういう事だったのか」と思わせてくれる。人間ってひでぇ生き物だよなぁとも思うけど。
エンドロールに原作画っぽい絵が沢山出てくるけど、映画キャラ使ってデフォルメされてる(笑)それに、墓場鬼太郎では鬼太郎が誕生したとき、(キャラクターの)水木は鬼太郎を投げつけてるからww それで片目がつぶれてるわけでww
ラバウルの激戦を思わせる描写も。(キャラクターの)水木が上官にひっぱたかれるシーンがあるんだけど、彼女曰く「一番左のキャラがリアル水木さんなんじゃないかなぁ」とのこと。そんなん気がつかんかったわ!あとで見直してみる♫
鬼太郎って、父親(ゲゲ郎)の力を受け継いでいるのね。戦い方が同じだし、下駄も使うしww
冒頭、トンネルを通り抜けたあとかは始まる音楽(ピアノメイン)がとても良い。ちょっと雰囲気が「ひぐらし」っぽいけど。
目玉親父が野沢雅子さんというのもなかなか感慨深い。そして鬼太郎、沢木みゆきさんだったのね。声変えてるよね?(笑)ねずみ男らしき(もしくはねずみ男の父親らしき?ww)の古川登志夫も良かった。まだまだ現役だね♫
母親は最近のアニメで描かれる猫娘っぽいww べっぴんさんw あれがああなるんだから、ひでえ話だ。
あと、龍賀家、多くが近親者交配よね?
水木大先生の作品世界がこんな形で広がるなんて感慨深いし、考えさせられる内容まで含まれたいい作品でした。また見るよ。