このレビューはネタバレを含みます
恋人が病気になる…と
いうシチュエーションの
映画の中では秀逸
ただかわいそうだとか
切ないだとかでは
言い表せない思いが
スクリーンに溢れている
それは
もちろん主演の2人だけでなく
兄であったり
兄の恋人であったり…
そしてまるで絵のような
2人の襖越しの息遣いに心から涙した
あきらめなくてはいけない恋
あきらめられない恋
それぞれが愛して愛した結末に関係なく
桜は美しく咲く
残されたものは
生きなくてはいけない
それが逝ってしまったものへの
慈しみとなり
自分の力となるに違いない