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SAS:反逆のブラックスワンのAnteaterのネタバレレビュー・内容・結末

SAS:反逆のブラックスワン(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

イギリス政府からパイプラインを通すため秘密裏にある村を強制的に立ち退かせるよう依頼された民間軍事組織。
彼らは問題なく任務を終えるが、その一部始終をメディアに拡散されてしまい、幹部の親子3人が国際指名手配される。
彼らが潜伏していると思われる屋敷に踏み込んだ主人公含むSASは、首領である父親は捕らえるも幹部である子供達2人には逃げられてしまう。
任務中に生け捕りの指示を無視して構成員を撃ってしまった主人公・トムはしばらく停職処分を受ける。
そんな中、ずっとプロポーズをしようとしていた彼女と共にフランスへ向かった彼だったが、乗り込んだ特急には指名手配中の兄妹が乗っていて…

”居合わせた主人公が実は最強でした”系の作品かと思いきや、まさかまさかの「サイコパス VS サイコパス」の戦いになるとは…
主人公が知恵と戦闘能力を駆使して敵を倒していく爽快感もあるにはあるんだけど、それよりも主人公自身のサイコパス傾向が気になってしまう。
イギリス作品だから暗いんだろうなぁ、とは予想してたけど、こっち系の暗さになるとは思っていなかった。
でも元々サイコパス系の作品が好きな私にとっては良かったサプライズだった!
序盤から主人公の言動に違和感を覚え、猫の話あたりで確信に変わる感じが良かった。
展開も二転三転していくのも面白かった。
ラストは「え、どういうこと…」てなってしまったけど、元々2人ともサイコパス傾向があったから惹かれあったのかなと考えたらしっくり来た気がする。
「ホワイトハウス・ダウン」や「エンド・オブ・○○」系、「ダイ・ハード」シリーズのような爽快感を期待してみると肩透かしを食らうかも。
個人的には結構好きな作品。
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