オスが闘争する社会が好きだなんて、ヤンキー気質がありありな侯考賢監督の本質。そんな彼が留学組の映画人たちと台湾ニューシネマを牽引してきたのは何という懐の深さというか…。(ラストが長渕を歌う監督って、まんまじゃん。あんなにカラオケわ真剣歌いとは)
朱天文や呉念真たち作家たちを映画製作に引き込んで、自分の環境とは異なる家庭環境から創作が広がっているのも興味深く見た。脚本はスタッフのための青写真て話す朱天文ちょっとウケたけど。
「フラワーズ・オブ・シャンハイ」より前の作品が引用されており、李天禄翁の姿を久々見る。清朝時代に生を受けた人の映画を見てたんだ…。
高捷兄貴に眼福。