くう

そして僕は途方に暮れるのくうのレビュー・感想・評価

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)
3.3
私、こういう人知ってる。人間関係全て後ろ足で泥を引っかけて、発つ鳥あとを濁して消える人。

人間嫌いというよりも、甘えさせてくれる環境に依存している人。

案外多いのかもしれない。多様性の時代は「多様」に生きている見知らぬ人に無関心なので。

「ぬるま湯だよ世の中は」「逃げて逃げて逃げ続けろ」「それでどうしようもなくなったら、映画の主人公にでもなったつもりで言うんだ」「おもしろくなってきやがった」


人の振り見て我が振り直すのもまた人生。


クズの片鱗もなさそうな藤ヶ谷くんの、目が泳ぐクズ演技。上手いわぁ……と思いながら見ていた。


ラストの方の展開はちょっと余計かも。でも、そこからが「面白い」んだよね……わかる。


2024年4月 アマプラ
くう

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