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ノーカントリーのTATAのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
3.4
配信期限当日に思い出してあわてて視聴。

セリフは少なめ。そして音楽がほとんど使われない。そこがヒリヒリするほどの緊迫感をより強くしていた印象。
麻薬絡みの大金を偶然手にした者とそれを追う者の単純なドンパチ話かと思っていたら、比喩や難解なところもあって解説あさりました…

ハビエル・バルデム演じる殺し屋のシガーは最近で見た映画の悪役の中で一番怖かった。
あのエアタンクの武器(家畜用の銃らしい)を使うのも怖いし、顔面の圧と独特な髪型(バナナマン日村さんみたいな)も異様な不気味さ。こんなサイコキラーが目の前に現れたら、あっ終わったな自分って思っちゃうな…

ラストのトミーリージョーンズ演じる保安官の夢の話で、これは老いた保安官の話でもあったんだなと改めて思った。

虚無、無情を感じる渋めな小説を読んだ後の気分になりました
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