オトギバナナ

ノーカントリーのオトギバナナのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
3.8
ギャング間の揉め事に巻き込まれる一人の男。平凡な設定に思えるが平凡じゃない。なにせ、その男を演じるのがジョシュブローリンなのだ。あのサノス、ケーブルを演じたブローリン。巻き込まれた人間とは思えないくらい悪どくて逞しくて先が読めない。

そしてそれを追う殺し屋ハビエルバルデムの存在感。何気ない会話が意味分からないしボブヘアーなのにめちゃくちゃ怖い。トミーリージョーンズの立ち位置、ウディハレルソンの出るタイミングも絶妙。重厚で緊迫感があり、展開が終盤に加速。空気がスリービルボードみたいだ。