★乗るはずのなかった電車で事故に巻き込まれ娘は怪我を負い、妻を亡くした男の復讐劇。出だしは良かったんですけどねぇ。デンマークでは「DRUK(2020)」よりヒットしたそうですけど見ていないので何とも言えませんが地域限定な気がします。ブラックコメディと銘打っていたので冒頭の事故から発生するストーリーの気持ちの切り替えの処理が追いつきません。
常識人が一人もおらず、突き抜けすぎた理解に苦しむギャグをどう捉えたらえたらいいのか、暴走していく過程も会話が多くアクションは少なめで気持ち悪い頭でっかちな集団が歯止めも利かず娘を危険に巻き込んでいくだけ。最後も酷いです、中盤で目的を失ってから「飛んで火にいる夏の虫」状態で、終わりよければ全てよしな多くの映画で見かける幕引きはどうかと思う。
まぁ、始まりからこれは陰謀ですからとマークス・ハンセン(マッツ・ミケルセン)を訪ねるあたりでリアリティがないんですけどね。冒頭で「この顔知ってる！」でオットー・ホフマン(ニコライ・リー・カース)だった所が一番の盛り上がりだったかも。
20220713-22(171)
