これは一風変わった復讐物ですね。思い込みか真実かの境界線をウロウロしてる辺りが面白い。しかし、復讐物かと見せかけて本質は愛する者を失った者たちや孤独な者たちの再生のお話でした。
北欧の至宝、マッツ・ミケルセンさんは相変わらずの存在感。更に坊主頭に山羊髭とイメージを変えて役に挑んでました。
怒りと悲しみを抱え込んだ男を寡黙に好演していました。
人が死んでいくが血なまぐさい感じがあまりない、この淡々とした雰囲気はデンマーク映画らしいなと思います。
悪い奴らなんですけどとバッチリみたいなギャングがちょっと可愛そうになる(笑)
個人的にはあまり好みでは無かったものの、高評価も頷ける独特な魅力がある映画でそこがハマれば大いに楽しめる作品と思います。