アメリカでもヒットしたインド発、愛こそすべての神ヒーロー映画。冒頭の説明から引き込まれたし最初は絵だったのが時代を経て写真になりって流れも良かったです。最初のアクションシーンもアイデアが新鮮でVFXもカッコ良くて観ていてかなりテンションが上がりました。まあでも主人公が覚醒するまでの話ってことで間に大きなアクションをバンバン挟むことが出来ず退屈に感じる時間もあったことも事実。インド映画らしい歌とダンスも最初の大規模ダンスシーンはキャラと関係性と設定を説明する役割もあってダンスも盛り上がっていたので良かったんだけど、「あの人を助けなきゃ！」「わたしも行く！」からの歌に乗せたデートシーンとか、「イーシャが襲われたけど何とか無事っぽくて一安心」からの朗らかな修行シーンとかはちょっと切迫感が無くてあまりいい効果だったとは思えなかったです。あと個人的に、前半と比べて後半が(場所的な事もあってか)ちょっとショボく見えてしまって「予算が尽きたのかな？」って思っちゃったんですが(広場に雑兵が整列してるとことかは「う～ん・・」ってなりました)、クライマックスではVFX満載の大能力バトルを繰り広げてくれたので一安心。でもちょっとアッサリだったし今作の中での一番の敵がああいった感じだったのでカタルシスがあまり無かったのも掴みの1作目としてはちょっと残念でした。まあ謎も強敵も残っているので物足りなかった部分は第2章に期待ですかね。しかしこれで物足りないって思えるのはそれだけインド映画のレベルの高さが当たり前になったってことなんだろうなぁ。
