Barboncuraさん

エンドロールのつづきのBarboncuraさんのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
4.6
休日早朝の新宿は、まだ酔っ払っている人やラブホ帰りのカップルを見かけることが多く、"昔は自分もこんなだったな"と思いながら、朝帰りではなく早起きをして、朝一番の新宿ピカデリーへ向かう。

映画の中で、主人公サマイは「映画になりたい」と話し、先生(だったと思う)に「映画を作りたいでしょ」と訂正されてしまう。しかし僕は、サマイは本当に映画になりたいと思っていたんだと感じた。
映画そのものとなり、自身の物語を語ることをしたかったんじゃないかなと思う。

上映後、エスカレーターを降りながら窓越しに新宿の街を見ていると、街の中に映画が散りばめられているじゃないかと感じ、映画を観た後なのに、また映画を観たいなと思った。