いずぼぺ

エンドロールのつづきのいずぼぺのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.7
他のことを考えられないくらいエネルギーをあつめられること、あっただろうか。
サマイと同じ年頃にはあったのかもしれないが、いまはもう思い出せない。
寂しい気もするが、「あったのかもしれない」という遠い記憶があることも本当はとても幸せなことなのかもしれない。
今の私に直接的に繋がっていることではなくても、それはもう私の一部として細胞のどれかに取り込まれているのかもしれない。

サマイは映画というより、光に夢中。
考えたこともなかったが、映画は光の集まりだったんだ。光をあつめて、時間を集めたもの。誰かの人生や夢、憧れや願いが集まっている。それを誰かと共感できるなんて、とても幸せなことなのだ。

サマイが飛び乗った列車には何が集まっていて、サマイはこれから何を集めるのだろう。

美人母さんのお弁当は愛のあつまり💕
美味しそうでした♪
118-91