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コーダ あいのうたのTinscowのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
3.8
本年度アカデミー賞最有力候補の一つ。
家族で唯一、聴者である主人公は歌の夢を追う17歳の女の子だが、家族全員の通訳となっていることの苦労、それによる家族間の軋轢などを乗り越えるハートフルドラマ。

そこそこ下ネタがあって笑えて、青春、恋愛、家族愛の感動がある王道のアメリカン映画。
たぶんヒネクレタ自分には、こういう類いの作品で泣くことはないけど、素直に良い映画でした。

アカデミーとしては、下ネタが気になって、作品賞はちと厳しいんじゃないかと思いつつ、主演の子の演技、歌、素晴らしかったので、主演女優賞は期待したい。

音楽会で、娘の歌唱シーンのサイレント演出がなんとも良かった。そもそもこの家族3人は娘(妹)の声を知らないんだとハッとさせられた。
もちろんこの素晴らしい歌も聴こえない。

あとどうでもいいこと。
アメリカ映画で、学生同士が揉めるシーンはたいてい学校のロッカー。
学校のロッカーが出てくると、喧嘩フラグ立つ(笑)
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