めちゃくちゃ難しいテーマやと思った。
愛が根底にありながらも「理解」「共存」「覚悟」「選択」なんかの色んな要素が入り混じって、時にそれは悲劇的でもあって。
結局は(恐らく)メインテーマに出てくる「本当の愛なんて分からない」的な一節がストーリー全体を柔和させてやっと救われる、そんな感覚。
「たとえ親子でもステータスに違いがあれば無条件の愛なんて絵空事かもしれない」と強く感じる演出もあったりで、本当に考えさせられた。
一口に「めっちゃ感動したー!泣けるー!」と言えるような作品ではないことはたしかやし、これだけ頭がグルグルするのは総じて良い作品なのである。