後半ずっと泣いてたむしろ序盤から泣きそうだった
余韻すごすぎてエンドロールでも泣いてたし、終わってトイレでも思い出してまた泣く！笑
家族にとって聴者のルビーは必要不可欠な存在で、それはルビーも理解してるけど、家族には理解できない音楽の道を望み、両側から引っ張られて裂けてしまいそうな状況にいて、何を優先すべきか分からなくなっているルビーの気持ちは、少し自分と重なった。
なぜ母はルビーに執着するのだろうと思っていたけど、歌のステージの演出で、ろう者にとっての「音」を初めて聞いて、音楽を解れないことではなく、音楽の解るルビーのことを解ってやれないのが家族にとっての辛さで、決して仕事のために家に残ってほしいのではなく、その解れない辛さから彼らは逃げていたんだと思った。
歌のステージに出向いた家族は、歌は聞こえないけど、周りを見渡し、にこやかな人、涙を流している人、歌が終われば立ち上がって皆嬉しそうに拍手している様子を見て、娘の歌の力を知り、その日父が自分の手をルビーの喉に触れて振動を確かめ、歌を感じよう、ルビーを解ろうとしたシーンは1番印象的だったし1番泣いた
「ルビーが生まれ、聴覚検査をしてもらったとき、どうか娘もろう者であってほしいと願った」
耳が聞こえることが、家族にとって、彼女にとって、コンプレックスであることはとても衝撃的だった
オーディションでルビーは手話をしながら歌い、視覚で歌を教えたのはとても素敵だった。コンプレックスだった聴者であることが、彼女だからこそ出来る、強みに変わった瞬間。
分かり合えない辛さに向き合い、お互いに歩み寄ることができた。
「わからない」で済ますのではなく、解ろうとする努力や姿勢が大事ね
つまり、言いたいことは、ルビーの才能に気付いた先生は天才すぎるってこと(？)笑
下ネタも面白かった笑
シンプルで見やすいのに、メッセージ性がぎゅっと詰まっていて、ろう者について沢山知ることができた、特に無音のシーンは初めての経験
歌のシーンも多くて、ミュージカル好きとしては嬉しかった
