Shion

誰も知らないのShionのネタバレレビュー・内容・結末

誰も知らない(2004年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ゆきちゃんが「最後のひとつ」ってアポロ食べるとこ泣いちゃった、100円のお菓子もゆきちゃんにとって美味しくて大事な大事なアポロ
京子ちゃんが貯めてたお年玉渡してきたとこも泣
明くんは家族まとめてやりくりして12歳には見えなかったけど、公園で1人でボールで遊ぶ姿、そうだよね12歳なんだよね
茂くんの底知れぬ明るさにも胸が痛む
ウトウトのゆきちゃんが紗希ちゃんに髪を撫でられた瞬間にハッと起きて母親に撫でられる感覚を思い出してるのも可愛くて切なくてどうしようもなかった
いくら帰ってこなくても、居なくてもこどもにとってはずっと大好きなママで
実父たちがクズで最低だし、ママも最低ででも逃げたくなった気持ちもわかる、でも最低
自分のことしか考えられないママと対象に子どもたちは、兄弟のお互いのことを想って考えて生きていた
どっかにいる、見えないけど自分で生きてるこどもたち
たぬきそば食べて、セールのクリスマスケーキ食べて、宇宙人とかゾンビの話でワイワイしたり
彼らには彼らの平和と幸せがあって、だから通報して保護されることで切り離されてしまうかもしれない。そんなことはしたくないの。平和のまま、楽しいままこどもを護れる方法があればいいのに。なんで、世はこんなにも固い。悔しい気持ちが募るだけ、そして何もできないのもまた悔しいの
Shion

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