劇場の予告編で余り興味が湧かず アカデミー賞 受賞に鑑賞。
泣かせる熱量も無い様なストーリーなのに、あれっ?、演奏会での会場の聴衆者から娘の唄を感じ取ろうとする聴覚障害(聾唖者)の家族のシーンに涙腺が。
でも、聴覚障害者だけでは、船の操舵は 無理ですよね。
聴覚障害者の感覚を 観客にも感じさせるシーンは 斬新で印象的!
同日 マルタ映画『ルッツ』を観て、期せずして 共通する 鮮魚卸業者・監視官に関わる 漁業の問題にも 触れて。
海岸でなく 秘密の石切場で 泳ぐシーンは 感傷的な演出に。
(石切場は、何故 立入禁止なんでしょ?)
家族への "犠牲" と "愛情" を、混同してしまうのは 罪なのでしょう。
娘の旅立ちを 最終的に選べた 家族の遍歴。
新宿武蔵野館 2022/6/3