ゆき

コーダ あいのうたのゆきのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
3.9

両面を見てる娘と世界に境界線を置く家族の物語。
父親の口の悪さと下ネタがなんともいえない塩梅の飽和剤だった。笑
「送り出す覚悟」って両者にとってターニングポイントになる。
母と娘の朝食時の会話が印象的で、それまでのあたりまえを覆すことの勇気にぐっと胸を掴まれた一作。
無音になる演出で聾者側の感覚を体験しながら、意思疎通することの可能性を広く感じることができたクライマックスシーンでした。
***
漁で生計を立てる4人家族。しかし家族で耳が聞こえるのは娘だけである。幼い頃から家族の「耳」であり通訳であった彼女は合唱クラブに入り歌うことで新たな活力を見出していく。
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