数年前に原作のエール!を観て、とても感動したことを覚えていて、
昨年CODAが放映されると知り予告を見ると、ん??エール??って思ったらやっぱりリメイク版やったみたい。
この手のリメイクって何の意味があるんやろう?
若干設定に違いはあるものの基本的なストーリー、ポイントは同じでリメイクする意味を感じない。。
印象的なフレーズは、
Mr.V「大事なのは声で何を伝えられるか。
歌の上手い下手の問題ではない。」
印象的なシーンは、
高校の音楽祭で全部の音が聞こえなくなり、耳が聞こえない人たちにはこう見えてるんだなと言うことが感じ取れたシーン。
遠いと口の動きも見えない。
周りの人の反応で、感動してるんだな、とか、終わったんだな、とかがわかる。
音がない世界って怖いよな、、って改めて思った。
〜あらすじ〜
耳が聞こえないお父さん、お母さん、兄、そして唯一耳が聞こえる妹ルビーの4人家族の物語。
ルビーは、母親に「私がろう者だったらよかった?」と聞く。
母親は「生まれた時、全身に電極を当てて耳が聞こえる子か検査した。その時、どうかろうの子でありますようにと祈った。耳の聞こえない母親と聞こえる娘では、分かり合えない気がして、自信がなかったから。」と言う。
ルビーは、これまでの人生ずっと家族のために翻訳を続け、朝3:00に起きてお父さん、兄と寮に出る。それから学校へ行き、案の定居眠ってしまう日々。
高校入学したてのルビーは、ずっと大好きだった歌を歌う為、合唱部に入ることを決めた。
しかし、幼い頃学校で話し方が変と同級生に揶揄われたことや、家族が耳が聞こえないことを馬鹿にされて傷ついてきたため、人前で歌うことが恥ずかしく、1回目は逃げ出してしまう。
しかし、合唱部の顧問であるMr.Vに、「大事なのは声で何を伝えられるか。
歌の上手い下手の問題ではない。」
そして、ルビーの声には才能がある、と励ましてもらい、どんどんその才能が開花していった。
ルビーの歌声は、優しくて、力強くて、ああ歌って良いなって思える。
Mr.Vはルビーに、バークリー音大への入学を勧める。奨学金制度を使えば良いし、先生の自宅で毎週特別レッスンをしてあげると。
ルビーは前向きに取り組むが、
漁師を営む家族に打撃が訪れる。漁獲規制、不正防止のため、高いお金を払って監督官を乗せないと漁ができなくなってしまう。
監督官が乗船した初日、ルビーは初めて?乗船しなかった。そして監督官は耳が聞こえない人たちだけで寮をするのは危険と告げ口する。
あわせて、漁師たちから安値で魚を買い取り、マージンを乗せて販売する業者たちへの反発として、漁師組合を発足させることになった。
それにはやはり通訳のルビーが必要で、ルビーは音大への道を諦めた。
しかし、自分の人生、好きなことをやれよ!と言ってくれる兄、高校の音楽祭で心を動かされた父、結局は応援してくれる母のサポートを受け、急遽Mr.Vが推薦書を書き、申し込んでくれてた音大の入学試験に向かうことになった。
Mr.Vが伴奏してくれて、無事合格した。
〜感想〜
これまで家族のために、自分のやりたいことを我慢してきたルビーが夢の道を手に入れ、同時に気の合う恋人にも出会えて、よかったなぁとほっこりする。
しばらくサントラ聞きたくなるし、歌いたくなる。