観よう、観ようと思っていたけれど、泣く系だったらイヤだなぁ、と躊躇い続けて、ようやく鑑賞😊
(なんせ、ブルージャイアントやら、スラムダンクで泣くレベルなもんで🤣)
予想に反して、あっさり暖かくストーリーが進む。
ろう者のパパ、ママ、お兄ちゃんの中で、ある意味でずっと「保護者」のようにオトナとして育ってきた高校生。
家業は、漁業。
でも、他の漁師からも、ガチで差別を受けていたり、学校で家族のネタでいじられたり、悲惨な描き方も出来なくはない状況。
そんな中、歌うことの楽しさを知り、
好きな男子と恋に落ち、と、地球の反対側くらいの微笑ましい展開と、
何より、家族の仲の良さ🤩
健常者の男子が羨む家族の仲の良さって、自分だけでは当たり前過ぎて気付かないこと。
そんなことを知って、自分の「歌いたい」の気持ちを優先し、自立していく。
家族も、彼女が自立できるように、自分たちも、自立してゆく。
「共依存のヤングケアラーのシンデレラストーリー」と略してしまうとなんですが、常に、微笑みが生まれる作品でした。
パパが、ろう者であっても父として
「俺のために歌ってくれるか?」
と、分からなくて当然な聞こえない娘の歌声を、喉を触りながら、少しでも分かろうとするシーンには、愛しかなかったなぁ。
愛とは?を迷った時に、おススメの作品です😊