こしょう

シン・仮面ライダーのこしょうのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.0
シンゴジラやシンウルトラマンよりオタクの匂いがプンプンする映画。洗練されていないタランティーノ

ダメなところ
 キャラ立てのためか分からないが、口癖を言わせすぎ。週刊アニメなら許せるが2時間の映画ではわざとらしすぎる
 アクションが分かりにくい。特にトンネルは暗すぎて全然盛り上がらない。血しぶきもいいが、もう少し動きがわかるようにしてもらいたかった。
 CGがしょっぱい。予算のせいなのかわざとなのか分からないが、1号と2号のバトルは特に。
 テンポが早いだけで緩急がなさすぎる。30分の特撮ドラマのテンポを2時間映画でやるからこうなるんだと思うけれど。


良いところ
 キャラがまんま綾波なのは笑うが、ルリ子はビジュアル的に浜辺美波以外にはやれそうにないくらいにはまっていた。
 変身決めポーズで目が光ることの格好よさ。暗闇で光る目のためにトンネルをやったのではないか。シンウルトラマンでも、炎を背景に夜闇に浮かぶウルトラマンがあったが同様のロマンがある。
 ハチオーグとの高速チャンバラは実写とアニメの融合といった感じで面白かった。あんな感じで他も見やすいアクションしてくれたらなあ。
 池松壮亮と柄本佑がいい。

エンドロールで流れた曲からすると、庵野ユニバースはまだ続くのだろう。仮面ライダーは帰ってくる。
こしょう

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