ヤマ

シン・仮面ライダーのヤマのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.0
SHOCKERの手によって改造された本郷猛は、組織に反旗を翻した緑川ルリ子の導きで脱出し戦いに巻き込まれていく。庵野秀明が手掛けた「仮面ライダー」の映画化作品。

序盤に目を見張る血しぶき飛び散る戦闘。マスクからはみ出た後ろ髪や地肌という、スタイリッシュとは言いがたい見た目。しかしそれこそがシン・仮面ライダーの実体を象徴しているのかもしれない。バッタの驚異的な跳躍力そのもの、ライダーキックの威力が強烈。

『シン・ウルトラマン』同様、矢継ぎ早の怪人(オーグ)登場や2号も絡めた展開となると一本の映画としてはどうしてもダイジェスト感が否めない。暗くて既視感のある世界観にヒーローもののカタルシスは無い。ただ少なくとも庵野監督に求める仮面ライダーには違いなかったようにも思える。
ヤマ

ヤマ