このレビューはネタバレを含みます
全体的に「濃い」作品だった。
冒頭から異形の力によるゴア描写は「この仮面ライダーはこういう作品ですよ」という意思表示のように思えた。
最初の敵であるクモオーグが現代的なデザインなのに対してコウモリオーグが昭和ライダーの怪人っぽかったのは狙っていたのだろうか。
負傷したルリ子が地面に突っ伏している時の頭の角度が本当に死を間際にしたような雰囲気が出ていて素晴らしかった。
朴訥だが誠実な本郷と飄々としていながら筋は通す一文字のコンビをもうちょっと長く見ていたかった。
ショッカー側はどの役も個性が際立っていて見ていて楽しかった。やはり悪役が魅力的だと面白い。