“ひゃー、おいでなすったな”
【STORY】
先輩オーグの暴走を止めろ。仮面ライダーと名乗りはじめた”バッタオーグ”が、自分を産んだ博士の娘と共に奔走し戦う。
【REVIEW】
仮面ライダーを人生で1話くらいしか観たことがない自分だけど、仮面ライダーを知らないからこそ、新鮮に楽しめた部分があるような気がする。シャキーン!みたいな変身・装置起動シーンも、たぶんシリーズでずっと観ていたら余裕で飽きそうな自分ながら、この映画で観ている間は「え、かっこいいじゃん…!」と思えた。空中に飛んでは自由落下しながら戦うのもなんかシュールに見えてかっこよかったな。
MARVELよりDCっぽい描かれ方というか、虚無と絶望を抱えた、そこまで強くない孤独な人物が、孤高のヒーローとして戦うことを選ぶ淡々とした雰囲気が好きだった。派手にエンタメとして楽しませる訳ではなく、孤高のヒーローの生き様を描き切る感じが楽しかった。
特撮に詳しくなくても音楽やアクションのカットが”特撮っぽい”のはよく理解できるし、英語や妙な仕草などのクセの強さが庵野監督作品らしくて、個人的には共感性羞恥がすごいんだけど作品の味になっているとは思う。K.K. オーグさんが顔見る前から誰だか分かるの好き(笑) あと柄本佑のクセも面白かったし、森山未來はやっぱり自分の見せ方をわかってらっしゃるな…。
仮面ライダーの扇風機みたいなやつって、風を受けるためについてるのか…!で名前”風車ダイナモ”なのか!
で、ショッカーの正式名称は “Sustainable Happiness Organization with Computational Knowledge Embedded Remodeling” なのか!…なのか?それは後付けか知らないけど勉強になりました。
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観た回数:1回