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女と男のいる舗道のotomのレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
5.0
2024年1月2日
『裁かるゝジャンヌ』のとこが観たくて久々に。冒頭のモンテーニュの引用『他人に自分を貸すこと。ただし自分を与えるのは自分にだけ限ること』から役者が娼婦かって事で堕ちるアンナ・カリーナ(可愛い)で、身を売る方法、もしくは己の人生を売る方法を間違えると大変だなと。ゴダールの愛に満ちた眼差しの如くな撮影は勿論の事、後頭部含めた感情が動くとこと無心のとこの匙加減がまた素晴らしい。11章の話す事についての哲学の下りがまた熱い。傑作。

2012年5月13日
えらい昔に観て全く印象に残ってなかったのだが、久々に観たら結構良い映画だった。読書するオヤジの言葉"人生をあきらめた方が上手く話せる"は妙に納得。難しいけど。ゴダール作品の中では一番好きかもしれない。
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