公開時から気になっていた一作。
脱北者の女性が辿り着いたボクシングジムの雑用係の職。ジムのスタッフから才能を見出され、彼女自身もプロを目指していく。
*見どころ1
ヒロインイム・ソミン。「愛の不時着」で北朝鮮の市場で韓国コスメを密売する端役だったそうな。…覚えて無いなあ笑。撮影は不時着の方が後だったそうで立て続けに北朝鮮人役を演じたとか。デビュー14年目で掴んだ主演。北特有の話し方がとても上手かった。伊藤沙莉ばりの低音ボイスも個性的。
*見どころ2
ヒロインを献身的に支えるヤンチャ系あんちゃんペク・ソビン。なんとベテラン俳優ペク・ユンシク氏の息子だそう。坂口健太郎と戸塚純貴を混ぜたよな馴染みやすいほっこり感。今後に期待。
*見どころ3
「脱北者」を描くことをライフワークにする監督。多くの脱北者へのインタビューがこの作品を作ってるのだそう。主人公ジナは、韓国で暮らす多くの脱北者の「生きづらさ」が投影されたものだと言う。
ボクシングムービーって、他のスポーツに比べてヒューマンドラマが色濃くなるのが良いよね。
スポ根的大きな盛り上がりは無く、ヒューマンドラマに寄せた空気感も悪くない。
遊園地のシーンと長い長いキス。良かった。